おすすめ参考書(世界史編)

 

はじめに

おすすめの参考書を紹介します。私はこれまで全科目合わせて250冊以上の参考書に取り組んでいるので、他の参考書紹介記事よりも信ぴょう性が高いのではないかと思います。

 

スピードマスター世界史問題集

難易度:基礎

世界史に必要な知識を短期間で効率よく習得できます。こちらに詳しい感想を書いています。

 

 

 

入試に出る 世界史B 一問一答

難易度:基礎・標準

世界史の一問一答といえば東進が有名ですが、東進の一問一答は知識が細すぎるため、一部の私大を受ける人以外にはオーバーワークになってしまいます。『入試に出る 世界史B 一問一答』はある程度の網羅性を確保しつつも細すぎる知識は載せていないのでバランスの良い一問一答だと言えます。また、年表や地図などが載っているので知識を整理しやすいです。共通テストや東大世界史の第3問レベルであればこれをやっておけば満点かそれに近い点数が取れるはずです。

 

 

詳説世界史B 改訂版

難易度:標準

世界史の教科書は帝国書院や東京書籍、実教出版など、様々な種類があり、それぞれに短所長所がありますが、やはり山川がもっともおすすめできます。実はどこの出版社の世界史教科書が良いのかという問題は長年論争になっており、決着がつきそうにありません。東京書籍の方が東大対策に向いているという説もありますが、それが必ずしも正しいわけではないことはこちらのブログで明らかにされています。山川の長所としては、文章が論述問題の模範解答のように洗練されており、注釈が少ないので通読もしやすいという点にあります。また、もっとも一般的な参考書であるため、仮に山川に書かれていないことが出題されても、他の受験生と差がつきにくいということも考えられます。とはいえ、山川にもやや記述を省略しすぎているきらいがあるので、余裕があれば他の出版社の教科書も読むのがベストです。

 

判る!解ける!書ける!世界史論述

難易度:標準

世界史論述の問題集です。知識の整理や論述の書き方などが書いてあって解説は丁寧です。何より、問題数が多く、主要な論点をほとんどカバーできています。問題数の多さゆえにどうしても1周するのに時間はかかりますが、これに載っていることくらいは書けないと差をつけられてしまうのが世界史という科目の辛いところです。

 

 

荒巻の新世界史の見取り図

難易度:発展

「教科書には書かれていないけれど重要なこと」が書かれているのがこの参考書です。用語を網羅して解説することはしていませんが、代わりに受験世界史の枠を超えた広い視野で世界史の流れを掴むことができます。「試験の点数に直結することをやりたい」と言うより「知的好奇心を満たしたい」という人向けの参考書です。一橋や東大では教科書の枠を超えたことが問われることもあり、そういった大学の対策ができる受験参考書は本書に限られると思います。

 

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