おすすめ参考書(国語編)

 

はじめに

おすすめの参考書を紹介します。私はこれまで全科目合わせて250冊以上の参考書に取り組んでいるので、他の参考書紹介記事よりも信ぴょう性が高いのではないかと思います。

 

『生徒会の一存』で古文単語が面白いほど身につく本

難易度:基礎

実は私はこの本を読むまで『生徒会の一存』というライトノベルの存在を知りませんでした。キャラクターが出てくる参考書は取っ付きやすい一方で、関係ない情報量が多く含まれる分、肝心の内容が薄くなってしまう印象がありましたが、本書は1語に丸々1ページを割いており、むしろ単語帳としてはかなり詳細な解説がされています。実際、他の古文単語帳と比べても本のサイズが大きく、分厚いです。解説がされているのは300語と少なめですが、関連語として紹介されているも多く語彙とそれらも覚えれば入試においては必要十分条件な単語力を身につけることができます。

 

 

文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード

難易度:基礎・標準

「これ1冊だけやりこめば入試は大丈夫!」といった謳い文句の参考書は、実際には大丈夫ではなかったりするのですが、漢文に関していえばこれ1冊で大丈夫です。漢文の参考書といえば『漢文早覚え即答法』が有名ですが、『句形とキーワード』はより詳しい知識を得たい人向けの参考書です。漢文の句形や重要単語、さらには文章のパターンが網羅されており、これを覚えておけば知識面で困ることはないです。

 

 

難関大突破 究める漢文

 

難易度:標準・発展

漢文の記述対策用の問題集です。漢文の記述対策としては『得点奪取漢文』が有名で、そもそも漢文の参考書が少ないので実質的にそれ一択しかない言う意見もありますが、『得点奪取漢文』は問題数が少ない上に簡単すぎるという短所があります。『究める漢文』は扱っている問題数が『得点奪取漢文』の倍以上はあり、解説も本文解説と設問解説に分かれていてそれぞれに詳細な記述がなされています。さらに、問題形式別の解き方やジャンル別の読解方法も解説されており、漢文の問題集としてはこれ以上ない出来と言って差し支えないと思います。『句形とキーワード』で漢文は十分と言いつつも2冊目の参考書を紹介したのも『究める漢文』があえて紹介したくなるほど優れた参考書だからです。

 

漆原慎太郎の 古文・記述問題が面白いほどとけるスペシャルレクチャー

難易度:標準・発展

記述問題といえば得点奪取古文が有名ですが、こちらが問題数をこなすことで記述力の向上を目指すのに対し、『スペシャルレクチャー』では答案作成の技法に加え、和歌や構文などの読解方法など、具体的な手法を多く学習することができ、短期間で実力を向上させることができます。

 

現代文と格闘する

難易度:標準・発展

今回紹介する中では最も有名な参考書です。やや難解な文章と「格闘する」ことで読解力と要約力を身につけることができます。また、現代文の用語・頻出テーマについても解説されており、1冊で現代文の学習が完結できるようになっています。この問題集を一通りやれば模試等で安定して好成績を取れます。唯一の欠点は、解説を読みこなすのにも若干の読解力が求められるため、あまりにも現代文な苦手な人には向いてないということです。

 

 

ライジング現代文

難易度:発展

東大現代文でいえば、赤本レベルの答案は既に書ける読者を想定した、レベルの高い問題集です。東大の過去問を中心に扱っていますが、早稲田やセンター過去問も含まれています。世に出回っている東大過去問の解答例の中では最も信頼がおけると思います。内容は難しいですが問題数は少ないのでそこまで時間はかからないです。設問を構造の上にのせることや、意味段落分けの重要性など、他の参考書ではほとんど解説されないものの、現代文を読む上で大事なことが書かれています。

 

 

 

 

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